怖い話のまとめサイト

怖い話を集めてます。 独断と偏見でチョイスして紹介してます。

2015年07月

【洒落怖】【怖い話】謎の指導者

心霊的な話とは違うのですが未だに理解出来ない事があって書きます。 
小学生時代、地元のスポーツ少年団で5年生になると研修施設で一泊する合宿会があった。 
合宿と言っても普通の林間学校のようなもので、野球、サッカー、バレー、剣道と普段の種目 
に関係なく男女みんなでレクをしたり、キャンプファイヤーしたりとかそんなのだった。 
その年は生憎の雨でキャンプファイヤーや花火は中止になってしまい、夕食後は父兄の持っ 
てきたビデオを鑑賞することになり、映画の「ドラえもん」と「ドラゴンボール」でどちらか見たい 
方で分かれることになったんだ。で俺はドラえもんを選んだ。 
ドラゴンボールはそのまま食堂で鑑賞になったんだけど、ドラえもんを選んだ子は違う部屋に 
誘導されて俺たちはちょっと離れの建物に連れて行かれ、何故か鑑賞するような部屋ではなく 
体育館に連れて行かれたんだ。誘導してたのは俺のやってた野球のコーチや父兄ではなく、 
たぶん他のスポーツの保護者だったと思う。 
本当に突然なんだけどその知らない保護者から「じゃあ走るから」っていきなり言われて、皆 
目が点になったけど無言の圧力で何故かそのまま30分位体育館の中を永遠走らされた。 
ドラえもんを選んだ子は女子や比較的運動が苦手な子も多くそんなガチのスポーツ少年団 
でもなかったから、みんな泣きそうになって走った。途中で歩いてしまう子も多く、最初は「ホ 
ラ、がんばれ!」位だったそのオッサンも徐々に何故か怖くなってって「止まるな!オラ!!」 
みたいになっていった。吐いた子もいた。 
そんなガチでスポーツが得意でないうえに、映画だと思ってた時間に突然怖い知らないおじさんから 
走れと言われた30分位は本当に長く長く感じてこの時点で泣いてる女子もいた。 
「終わり!!」って言われてみんなその場にへたり込んでハーハー崩れていると、「オラ!集まれ!!」 
ってそのオッサン叫んで、うちの小学校にはそんな怖い先生もいなくて皆ガチでビビっててステージの 
前みたいなところに集合させられた。崩れて走れない子は、まだ走れた奴が体を引っ張って連れて 
行った。 
そこからは永遠、体操体系に開け!集まれ!遅えぞ馬鹿野郎!!みたいのをずーっとやらされ、 
右みけ右!や回れ右!とか出来ない子は「お前だけ出来ねねーぞ!馬鹿野郎!」とか永遠やらされ 
最終的にはその体育館をずっと行進させられた。当然、揃ってない!やる気が無い!と怒鳴られながら。 
ドラえもんが見れると思ってた俺たちの大半は泣きべそor泣いてて、それは22時位まで続いた。 
その後開放され部屋に戻ると、ドラゴンボールを選んだ子たちはとっくに終わって風呂も入っててみんな 
GBとかトランプしてて「遅かったなぁ」なんて言われた。 
当然、野球部の保護者や指導員の関係者に訴えたんだけど、「本当に~?まじかよ~」とか何故か 
笑って流されてまともに取り合ってもらえなかった。女子や他の子は怖くて言い出せなかった子もいて 
ドラえもんを選んだ子たちはみんな狐につままれたような気分で寝た。 
ちなみにそのオッサンは剣道の指導者だったらしいが、次の朝には何事もなかったように普通にいて 
ニコニコ笑っててメチャクチャ怖かった。30を過ぎた今でもあれが何だったのか理解出来ずにいる。 
サイコパスってきっとああいう奴なんだと思う。 
結局、その剣道の指導者だったオッサンは誰かの保護者だったらしいが誰の保護者かも分からなかった。 
(学年の違う子の親が指導者をしていることもある為)。 
剣道部の子もみんな「普段はあんな人じゃない」と言ってた。 
今でもその時のドラえもんを選んだ組の同級生たちと話すとあの事はハッキリ覚えてて話題になる。 
自衛隊か何かの人だったのかなぁ・・・。 

【洒落怖】【怖い話】茶化した結果

大学一年ん時の話 
当時の彼女とドライブ中、軽い坂道を通った。 
坂と言うよりは、軽い峠道に近い感じ。 
その道の途中にある公園の入り口が、少々立派な入り口で 
公園の名も、壁に付いた石板に彫ってあるような。 
道路には俺の車と、後ろにもう一台 
後ろの車のライトが、その看板の壁を照らした時に子供が走ってる影が映った。 
そこで、俺はおかしい事に気付く。今まで走って来た道に 
子供どころか、人なんか一人としていなかった。 
隣の彼女にはその事を告げられず、「帰ろう」とだけ一言。 
後から聞いたんだが、俺が帰ろうと言った時 
物凄く肩が重かったそうだ。その時も影の話はこちらからしてない。 
結構メンヘラな彼女で、話をした後の 
リアクションが想像できなかったから、辞めておいた。 
これが、土曜日の話で 
週明けの月曜に登校した俺は 
すぐさま、仲間内にこの話をした。 
男女含め喫煙所に20人ぐらいがたまってたのだが 
やはり、年の頃なら18~19 
それはもう、「行こう!行こう!!」の嵐 
実はこの時の俺、心霊現象には慣れっこ 
その為、ドライブ中も冷静でいられた。 
なので、こういうノリで霊を茶化しに行くのは本当に嫌い 
というよりも、マジでなんかしらやってくるし 
子供の影を見たこの場所、そこそこの心霊スポット 
俺は、「お前らだって、人に茶化しにこられたらやだろ?幽霊だって同じだぜ?」 
こう話をしても、Fランで馬鹿なのと 
暑くなっていく季節も手伝ってか、やはり「行こう」コールは止まない。 
仕方なく俺は、「わかった、なら問題の場所でハザードを焚く」 
そして、そのまま走り去るってゆう条件で 
愚かな奴らを連れて行くことにした。 
車は三台、面子は12~13人 
俺の→その時の親友の→ちょっと遠い田舎の奴の 
っていう順番 
俺が走り去る宣言をしたもんだから 
俺の車、俺以外は全員女子wwwやっぱ怖いんだなと思いながら出発。大学からは3~40分もあれば全然着く 
問題の場所で俺は、ハザードを焚きさらに窓を開け 
手信号の左折の用に右手を出して指を指し 
その場所を示した。 
そしてそのまま二台目を置き去りに走り去る 
問題の場所から先は本当に峠道みたいな感じ。 
湖付近の為、信号もなく走りやすい。 
軽快に飛ばしてると、携帯に着信 
二台目の助手席に乗ったデブからだった 
デブ「やばいやばい!やばいよ~!」 
俺「どうした?」 
デブ「#♂ヽ●%&¥┣」 
俺「落ち着け」 
デブ「ダッシュボードが!!」 
俺「わかった!とりあえず待ってるからズーッッと道なりに来い。一本道で湖の回りだから、くねくねするし停車できる所も無いから大分先にいると思うが待ってる。運転してるHにそう伝えろ」 
そこから俺は、追い付かれまいと飛ばすに飛ばした。 
電話がくる前は女子が乗ってるから、車体が揺れ無いようにと 
気を使ったが、今はデブとその親友をちょっとでも長い間 
不安にさせようとアクセルを踏み抜いた 
ここで、停車して待てんじゃん!と言う直線の5kmぐらい 
先で俺は停車をして待っていた。 
15分ぐらいで、二台目と三台目が到着。 
話を聞くと 
俺が合図をした後、二台とも少しだけ停車をし 
問題の看板を見に行ったそうだ。 
話を聞いてるせいか、異様な雰囲気の為か 
それ以上公園には踏み込まず、帰ろうという話になり 
車に乗り込んだ、発進するとすぐさま 
二台目の車のダッシュボードの上のムートンが跳ね上がったという(当時でもムートンはちょっと時代遅れ感があったが) 
俺「へ~」といい跳ねた場所を見てみると 
フロントガラスの下の方に子供の足ぐらいの 
小さな足跡がくっきりと 
イタズラ書きとかそういうレベルではない 
足で踏んだ感じの跡。しかも両足 
土踏まずは無く描いた痕跡も無い。 
俺「足跡ついてんじゃん。マイミク申請くるんじゃね?」 
一同、固唾を飲んで何も言えない。 
俺はどんずべった事に落ち込んでたが 
二台目の車両の持ち主は、その中では一番の親友 
俺「H!汚れかもしれないからワイパーかけてみ」 
とワイパーをかけさせる。が、消えない。 
続いてデブに 
俺「Fちょっとティッシュで中から拭いてみ。大丈夫だって」 
デブが恐る恐る中から拭う 
足跡が綺麗に消える。一同、固まり尽くす。 
俺「馬鹿にしたり茶化したりするとこういう事がある。だから俺は嫌だったんだ。」 
続けて 
俺「H大丈夫だから気を付けて帰ろう。この道まっすぐで大きい交差点左で、もうわかるから。ゆっくり来なよ」 
ここでも俺、正直足跡には疑いがあったが 
帰りに、H 
ハンドルが何故か右に切れなくなり、左側のフロントバンパーをぶつける。 
大事には至らなかったが、フロントガラスに足跡がついたのも左側だった。 

【洒落怖】【怖い話】本気

関東から関西に引っ越した時、言葉が違うせいか「ブリっ子(死語)」と 
言われ、すごいイジメを受けた。一生懸命関西弁を使おうとしても、 
「アクセントが変」と更に嘲笑を受けるだけ。 
教科書落書き、私物を捨てられる、一言しゃべるたびに「言葉が変」と 
嘲笑されるので、言葉が出なくなってしまった。喉に何か詰まったみたいに 
なって、授業中、朗読の番が回ってきても、声が出ない。全てを否定された。 
構内を歩いていたら、上階からいきなり水をかけられたり・・・ 
ノートや教科書には「死ね」のラクガキだらけ。 

もうダメだ、死ぬしかないと思いつめ、何度も自殺を図るが未遂。 
飛び降りるためのビルを探して徘徊したけれど、警備員に見つかったり 
屋上に入るドアが施錠されたりしてて、有効な自殺方法が思いつかず 
ズルズル生きていた。親は、必死で担任や教育委員会に掛け合ってくれたけど 
「チクった」と言われ、更に水面下でエスカレート。痣が絶えない状態だった。 

担任は、見て見ぬふり。 

「イジメに遭うのは、本人にも原因がある。ハッキリ嫌なことはイヤだと意思表示せずにビクビクしてるのが悪い」 

と、キッパリ言われた。 
市の教育委員会というのが、学校の先生とグダグダに馴れ会っていて 
殆ど何の役にも立たない、ということもこの時知った。 

ある時、トイレに連れ込まれて「便器の水を飲め」と言われブチーンと切れた。 
私は、イジメリーダーの女の子の顔面に何度もストレートパンチを喰らわせ、 
立てなくなったところで、トイレの窓(3階)に連れて行き 

「お前をここから落とす。生きていたいか死にたいか、選べ。生きていたいのなら、お前が顔面潰されて便器の水を飲め」 

と言い放った。 

他の女の子は、みんな恐怖のあまり失禁。 
本物の暴力には馴れていなかったらしい。 
(ちなみに私は引っ越し前、珍しい流派の空手道場に通っていた) 
ボスが黙っていた(声が出なかった)ので、私は従う気がないと見なし 
「よし、消えちまいな」と言い捨てて、窓から投げ落とそうとした。 

しかし、そこで先生乱入。すぐに止められた。 

その時は「チェ、殺りそこねたな。これで済むと思うなよ」と腹の中で思っていた。 
その後、職員室や校長室によばれ、あれこれ問いただされた。 

「3階から突き落とすっていうのは本気じゃないだろうね? 
 君はそんな生徒じゃないことはよく分かっているんだよ」 

と優しく言われたので、 

「いえ、本気です。今後は先生を当てにせず、自分で解決することにしました。 
 次は、校内でテロ事件が起こると楽しみに思ってください」 

と先生たちに宣戦布告した。 

校長先生は赤ら顔だったが、ドス紫に変わったのを 
今でもハッキリ覚えている。数ヵ月後、校長先生はストレスから 
うつ病を発症して自宅マンションから飛び降り自殺してしまった。それについては気の毒に思っている。 

しかし、父親はすでに翌々日に学校に呼び出されいて、ことの顛末を聞いて 
「いやあ、ウチのバカ娘が申し訳ないww」と口先だけヘラヘラ謝ったりしていたが 
「お前よくやったなあ!!」とフランス料理のフルコースを食べさせてくれた。 

イジメの首謀者は、その後学校を中退したが、男に騙されて多額の借金を背負わされて鉄道自殺してしまった。 

さらにその首謀者の両親は、先の自殺の件の鉄道会社から莫大な損害賠償を請求されて 
家庭が崩壊したあげくに練炭で心中してしまった。 

しかし、あの瞬間、私は本気で相手を殺そうとしたことは間違いないが、もうその相手はいない。 

我が子には絶対いじめをするなと教えている。モラルの問題だけでなく 
後々復讐に遭って自分が殺されるハイリスクな行為だから。

【洒落怖】【怖い話】見知らぬドア

ある日、病院内でジュースを買おうと、 
通院中よく利用していた自販機(一番端の通路の行き止まりにある)に行くと、 
二つあった自販機の横の壁に、ドアがあることに気付いた。今までその場所には結構行っていたが、 
死角になっていたのか目に付かなかったのか、そんなものを見つけたのは初めてだった。 
ただ、その時はあまり気にしていなかった。 

さらにもう少し日が経って、もう退院間近となった日、 
またジュースが飲みたくなってその自販機の前に行くと、例のドアが少しだけ開いていた。 
一瞬、えっ?と思ったが、好奇心に負け、向こう側をちょっと覗いてみようとドアを開けた。 

ドアの向こうにはかなり長い廊下が一本続いていて、人は通っていなかった。 
突き当りに曲がり角も見えたが、どういう訳か廊下の電気が全て薄暗く、かなり見づらかった。 
しばらく見ていたが特に何も起こらず、なんだつまらない、とドアを閉めようとした時、 
突き当たりの曲がり角から人影が曲がってくるのが見えた。 

人影はこちらに向かって歩いて来ている様だった。よく目を凝らしてみると、 
まだ距離が遠くて表情は分からなかったが、その人影は片腕だけが異常なほど長く、 
地面に引きずっていて、しかも何故か首を左右に振りながら歩いていた。 
その不気味さに気付いてぞくっとした瞬間、ゆっくりと歩いていたそいつが、 
変な大股?歩きになり早足でこちらに向かって来た・・・。 

パニックになって慌ててドアを閉め、ジュースも買わずに待合室に走った。 
その後そこには退院まで近付く事も避けていたので、結局あれの正体は分からないままだった。 
生きていた人間だったとしても、そうじゃなかったとしても、もうあんな怖いもの二度と見たくない。 

【洒落怖】【怖い話】沈まぬ太陽

もう十年も前の話だが、裏の世界のようなものを見た事がある。 
当時の私は友達のいないぼっち女子中学生で放課後や昼休みは学校の図書館で専ら読書に勤しんでいた。 
小さい図書館だった為に一年くらい通うと興味のあった分野の本はおおかた読み尽くしてしまい、 
次はどの分野の本を読もうかと思案していると、一冊の本が目に入った。 
タイトルは「沈まぬ太陽」という本で、今でも忘れない。図書館の一番奥の本棚の、一番下の段に置いてあった。 
本というよりは小冊子といった方が近いかもしれない。 
表紙は太陽に月が溶かされ、下にある人間界と人間も溶かされているような絵だった。 
表紙を見た瞬間に絵が原子力爆弾を表しているのか?と考えたがそうでは無かったのだと思う。 
内容もまた奇妙だった。 

あるページには押し花がされていたり、あるページには文章で「太陽は沈まない。太陽が沈まないと隠れる事ができない」と書いてあったり、 
またあるページからは変な絵が延々と書かれていた。どのページの絵にも太陽は書かれていたが、一ページだけレモンがテーブルに乗っかっているだけの絵があった。 
テーブルには「ようこそ」と書いてあった。さらに気付いてしまった。 
その本はページ数が途中からバラバラだった。レモンの絵は真ん中にあったのにも関わらず1ページだった。 

気味が悪かったのと、何か嫌な感じがしたので本を戻そうか迷ったが、好奇心には勝てずに本を読み進めた。 

流石に破いて並べる訳にはいかないので対応したページを順に読んでいくと、レモンの絵はただの表紙であり、 
次のページから出てくる太陽が徐々に姿を変えて人間を溶かして、最後は太陽が人間の形になるという構図が完成した。 
完成したところで、だと思う。 

遠くから何か叫ぶような声が聞こえて同時に周りにいた人達が私をジロジロ見ていた。目つきはなんだかギラギラしていた。 
居心地が悪くなって私は図書館を後にした。 
外に出るとなんだか空気が濁っている感じがした。普段は全くそんな事は感じないのだが。 
気にしすぎだと思い家までの帰路につくと、いつもと同じ道を通っているのに、見たこともないような景色が広がっていた。 
無意識に進む。何故か不安感は無かった事を覚えている。 

しばらく進むと見たこともないような防波堤で数人の釣り人が釣りをしていた。海は墨汁 
のように真っ黒、空は赤に近いピンク色だった事は覚えている。 
変な形の魚が釣り人のバケツの中を暴れまわっている。 
釣り人は近付いた私に一瞬驚いたようだが一瞥くれるとすぐに釣りに戻った。 

離れようとした時ボソッと声が聞こえた「喰われるぞ」 
「え?」と言ったのも束の間、私はカラスのような鳥に手を突つかれた。同時に釣り人がバケツに入れていた魚を鳥に向かって投げた。群がる鳥。 
釣り人は、方角を指差すと 
「急げ」と。その方向に全力で駆け抜けた。途中一度だけ振り返ると、太陽が近づいて来ていた。釣り人や鳥、景色も蒸発していった。 


そこで私は目を覚ました。 
気付いたら病院のベッドの上だった。近くにいた看護師さんに話しかけるとすぐに医者を呼んでくれた。 

話によると私は本を読みながら突然倒れ、1ヶ月まるまる病院で寝ていたそうだ。枕元にはクラスメイトが製作してくれた寄せ書きがあった。 
間も無く両親が到着して、二人とも号泣してしまい、宥めるのが大変だった。 

後日談が3つある。 
1つ目 
裏の世界で助けてくれた釣り人は私が小さい頃に亡くなった叔父だった。 
叔父と言っても遠くに住んでおり二度三度しか会ったことが無いそうだ。昔のアルバムに一緒に写っている写真があった。 
それからは毎年必ず墓参りに向かい、墓前で近況報告を欠かさず行っている。 

2つ目 
裏の世界で鳥に噛まれた傷は現実にもあった。私は裏の世界を臨死世界だと最初は考えていたのだが、 
だったら体に出た噛み傷はなんだったんだと今でも思う。 
精神的に受けたと勘違いすると体には傷が浮かぶ事があると聞いた事があるがそれだろうか。ちなみに倒れた時には全く外傷は無かったそうだ。 
全身を鳥に噛まれていたらどうなったんだろうと今でもゾッとする。 

3つ目 
実は私が気を失っている間に一人クラスメイトが自殺していた。 
Kという男子で私とは殆ど関わりの無いいわゆる不良だった。周りの評判もあまり良くなかった。 
どう評判が悪かったかは割愛するが彼の寄せ書きには「沈まぬ太陽」という記述があった。彼が図書館で本を読んでいるところを見たことが無かったので驚いた。 
後日、読む気は無かったが学校の図書館でもう一度本を探してみた。本は無くなっていた。 
その後で、Kと仲の良かったSに話を聞くと、Kは私が気絶する前に読んでいた本を読んで見たかったようだ。Sは止めたがKは聞かず、 
図書委員から聞き出して本を借りて行ったそうだ。だが読んだ時点では何も起きず、呪いの書と名付け、燃やしてしまったそうだ。 
徐々にKはおかしくなっていき、最終的には首を吊って自殺したそうだ。寄せ書きはおかしくなる寸前に書いたものだった。 

その後は何も起きることなく、普通に大学を卒業して今は普通に仕事をしている。読書は今でも大好きだ。ただ一つ作者不明の作品は読まなくなった。 

【洒落怖】【怖い話】修学旅行先のホテル

この話は私が八年前に修学旅行で沖縄に行った時の話だ。 
その日は修学旅行初日で、空港からいくつかのチェックポイントを班行動を行動をしながら探し出し、最終的に先生達の待つホテルにチェックインするという日程だった。 

私たちの班も道中ソフトクリームを食べたり土産物屋に寄ったりとそれなりに満喫しながら特に何の問題もなくホテルにたどり着いた。 

まぁ、この話の本題はそのホテルについてなんだ 

そのホテルは市街地のど真ん中、しかも左右を活気のある店に挟まれている賑やかな区画に建ってた。 
でも何だかおかしかった。 

実際そうだったのか曖昧な部分もあるけど、その日はひどく晴天だったのにそのホテルの周りだけ曇り空に見えるぐらい空気が重くてどんよりしてた。 
それくらい気味が悪かったんだ。 

同じ班の友達は「うわー…ボロい…」とは言ってたけど気味悪がってはいないみたいだった。 

本気で「ここに泊まりたくない」って思ったけど流石にそんなわがままが許されるわけないし、私はしぶしぶホテルにチェックインした。 

建物内部の総合的な感想を一言でいうなら「暗い」の一言に尽きた。 
廊下も部屋も、ロビーですら暗かった。 

私の宿泊する部屋は五人部屋(他の部屋は四人部屋だった)で、ここもうんざりするくらい暗かった。 
部屋の窓は一般的なレールのついた窓じゃなくて、窓の下の方についたレバーを押すとガラスが向こう側に開くタイプの窓?だった。うまく説明できなくてすまない。 

飛行機の中で「一日目のホテルはね~、明るくてすっごく綺麗だったよ~」という話を友人から聞かされていた私は当時の画像加工技術を心の底から呪ったよ。 

ダラダラ書くと長くなりそうだからこのホテルでの事件を私の部屋で起こった二つに絞ることにしようと思う。 
逆に言えばこのホテルで一晩のうちにそれだけの事態が起こったってことになるんだけどね。 


一つ目の事件は入浴時間中に起こった。 

入浴は部屋のユニットバスで一人ずつ順番に入るよう言われた。 
私の部屋は人数が多いから順番が来るまで時間がかかったから、みんなでテレビを見ながら時間を潰してた。 

すると急に「キャーーーーーーーーーーーッ!!!」という鋭い悲鳴が浴室の中から聞こえた。 
あまり大きい悲鳴ではなかったけど、びっくりした私達は入浴中の友人が転んだりでもしたのかと浴室のドアを開け放った。 

でもそこには誰もいなかった。 
電気すらもついていなかった。 

訳が分からず私達がお互いの顔を見合わせていると、部屋のドアが開いて入浴中だと思った友人が入ってきた。 
「え…みんな、何やってんの…」 
「あんた…風呂入ってたんじゃないの?」 
「あー、タオルとか準備してたらさっき班長会した部屋に筆箱忘れてきたのに気づいて取りに行ってたわ。ごめんごめん」 

私「じゃあさっきの悲鳴はあんたじゃないってこと?」 
友「…悲鳴って何?」 
私「…………?」 

という具合なのだった。 
浴室のドアは部屋の入り口の真ん前にあり、テレビに注目すると完全に死角になる場所にある。 
なので彼女が部屋を出たことに誰も気付かなかったんだろう。 

じゃああの悲鳴は一体何だったのか。 

廊下から聞こえた声ではないか、とも思ったがそれにしては嫌に鮮明だったし、
何より廊下には生徒が粗相をしないように監視役の先生が二人いたにも関わらず、何の音沙汰もなかった。 

二つ目の事件は私と友人が部屋に二人でいたときに起こった。 

入浴も夕食も終わり、消灯までの自由時間に私と友人は部屋で漫画やアニメの話をしていた。 
お互いがお互いに当時ハマっていた作品をすすめ合ってかなり話に熱中していた。 
二人は私のベッドに裸足で上がっていた。 
ベッドの位置は部屋の中でも一番入口に近い場所で、寝転ぶと頭の方に窓、足元に浴室と部屋の入り口がくる位置にあった。 

多分某海賊漫画の話をしていた時だったと思う。 

どこからか急に「う…う………うぅ…」という女性のうめき声のような声がはっきり聞こえた。 
問題の、浴室の方から。 

私と友人は話すのをぴたりと止め、二人でただ浴室の方を見つめていた。 
つけっぱなしにしていたバラエティー番組の音声が嫌に白々しく、遠くに聞こえた。 
逃げ出そうにも部屋のドアは浴室の向こう側にある。 


どうすることもできずに凍りついてる私たちの目の前で、浴室のドアが、ほんの数ミリ開いた。 

友人が息を飲んで私の腕を掴んだのを痛いぐらいの力で掴んだ。 

「たーだいまー!!!!!」 
そのとき部屋のドアが開け放たれて、ほかの部屋に遊びに行っていた友人三名が帰ってきた。 
浴室のドアを邪魔そうに閉めると、他の部屋で恋話をしていただの男子の部屋にいってただのと楽しそうに話し始めた。 

私たちはそのままへなへなとベッドに崩れ落ちてしまった。 


とりあえず私の身に起こったのはこの二つなんだ。 
他にも別の部屋では窓が一晩中ドンドンと叩かれているような音を立てたり、最上階なのに上階から足音が聞こえたりとそれはもう多種多様な怪奇現象が勃発してたらしい… 

【洒落怖】【怖い話】参列

ある日AさんがBさんの家で飲み会をし帰りがすっかり遅くなってしまいました 

夜道を歩いていると向こうから何やら行列がみえます 
その行列の人たちは喪服を着ており葬式だということが分かりました 
はて…?この近所で誰か亡くなったのかな?とAさんは行列の一人にきいてみました 

「これは誰の葬式ですか?」 
というとその人はこうつぶやきました 
「その先の家のAさんのです」 

なんとこの自分の葬式だというだ 
驚いたAさんは振り向くとそこには葬式の行列はありませんでした 

怖くなったAさんは駆け足で家に帰りました 
しかし家に帰っても奥さんや子供がいないのです 
途方に暮れたAさんは仕方なく、さっきまで一緒に飲んでいたBさんの家まで戻ることにしました 

Bさんの家に着くとAさんはBさんにこの奇妙な出来事を伝えました 
するとBさんは 
「お前、飲みすぎなんだよ今お前の家に電話するから」 
とBさんはAさんの家に電話しました 
すると普通に電話から奥さんの声が聞こえました 
「ほらな?普通に家にいるだろ?」 

そういうとBさんはAさんを連れそいAさんの家まで行きました 
そしたら今度はAさんの家族はいました 
Aさんもこれは夢でもみたのだと思いました 

しかしそれから数日後Aさんは交通事故で亡くなりました 
葬式をしている最中Bさんは数日前Aさんが行っていた奇妙な出来事を思い出していました 
BさんはAさんは自分の死を予言していたのではないか?と 

やがて葬式も終わり参列し棺を霊柩車に運んでいるときでした 
Bさんの後ろでこんな会話が聞こえました 

「これは誰の葬式ですか?」 
「その先の家のAさんのです」 

Bさんはハッとしました 
今の声は間違いなくAさんの声でした 

Bさんは後ろで会話してた人にこう言いました 
「今喋ってた人はどこに行きました?」 
するとその人は 
「ええっとその先のAさんの家に走って行きましたよ 
でも妙だな?その人何というか黒いもの覆いかぶさった感じで顔が良く見えてなかったんですよ」 
といいました 

BさんはAさんの家のほうへ向かいましたが、そこには誰もいませんでした 

「Aがみた参列というのはこれのことだったのか……」 

【洒落怖】【怖い話】好奇心

俺はほぼ毎日ランニングしてるんだが、先日(現在進行形?)変な体験をしたんだ。 
その日のコースは、とある公園に行って一休み、それから普通に引き返してくるというものだった。 
それでその公園に着いて休憩してたんだよね。だけど夜の9時だったから、 
もう真っ暗だったんだよ。しかも公園には俺一人。さすがに薄気味悪くて、もうそろそろ行こうかな、なんて考えてたんだ。そしたらさ、 


遠くのほうに誰かいるんだよ。 

もちろん人がいるのはおかしな事じゃないし、俺も体力回復してたんだけど、遠目にみても動きがおかしい。例えるならシャドウボクシングみたいな感じ。
それになんか言ってるんだ。すごい高い声。夜の公園ってのも相まって、妙にゾクッとするものがあった。 

今考えると、そこでさっさと走りだせば良かったのかも知れないけど、俺は恐怖と同時に「もっと近くで見てみたい」っていう好奇心を抱いちゃったんだ。 

その公園は中央に小さい丘があるところで、近づいてみるとその人は丘のてっぺんにいることがわかった。 
だから、木なんかの陰に隠れて丘の近くまで行ったんだ。そしたら言ってることが段々分かってきて、 
どうも「○○○○」(人の名前)をしきりに言って、それから呪文みたいなのを唱えてた。お前ら多分知ってると思うけど、「危険な好奇心」ってあんじゃん? 
この時、あれを思い出しちゃって。こういう基地外は何するかわかんないとこある。こりゃ見つかる前に逃げた方がいいなと思って、そーっと離れたんだ。 

そしたらその人がゆーーーーっくりこっち向いて、すごい形相でこっち見て来たんだよ。 

ビビって「うわああああああああああ!!!」って叫んじゃって、泣きながら走った。 

10分くらい走って後ろを見たけど追いかけてはこなかったみたいで。でもまあその日は眠れなかったよ。 



その日から毎日俺の家のポストに虫の死骸が入ってる。気持ち悪いんだけど、どうすればいいんだろう。

【洒落怖】【怖い話】顔認識

数年前の事。俺はとある企業でとある研究チームの一員だった。といっても白衣を着て薬品を扱うような研究職じゃない。 
俺達がやってたのは「カメラの顔認識システムとその応用」の研究。 
1台のメインコンピュータにアプリケーションを入れてそこに各地の防犯カメラの映像を送ると、 
顔を認識して「ID:0001はX→Y→Zを通った」ってログを勝手にどんどん作成してくれる、みたいな。 
ただ、そんなのは当時でも結構ありふれてたから、そのベースとなる顔認識アプリケーションにじゃんじゃん機能を加えていくことになった。 
数撃ちゃ当たるって奴だな。 

最初に取り組んだのは「年齢推定」の実装だった。聞いたことあるんじゃないかな。 
メカニズムとしては天気予報と同じで、予め顔と年齢をセットで数千通り読み込ませておいて、 
カメラが顔を認識したらその「正解リスト」を基に予想値をはじき出すって感じ。 

シンプルな方法の割には精度が高くて、試験段階でも4割くらいはピッタリ当てて、後は誤差プラマイ8歳程度。 
結構面白かった。 

でもまあ「年齢推定」なんてのも色んなとこが挑戦してて、もっと独特なモノを実装せねば、と奮闘していた。 
幸い俺達の手元には大量の顔写真&個人情報サンプルがあったので色々と試すことが出来た。 
名前、学歴、出身地・・・などなど。 

流石に名前予測は無理だった。ああいう離散的な物はコンピュータには理解できない。 
だが驚くことに、学歴推定(中卒・高卒・大学卒・一流大卒の4パターンだったが)は6割近い正答率を誇った。 
また出身地も、北海道から沖縄までの連続的な値としてコンピュータに認識させると(都道府県レベルで)10%近い正答率だった。 
「なんだ10%か」と思うなかれ、これは結構衝撃的だった。 
年齢の推定は人間でもおおよそアタリは付けられるが、出身地の推定を10回に1回もピッタリ当てられる人はそうそういないだろう。 


要するに、十分量のサンプルがあればコンピュータの推論は割りとアテになる、ってこと。 
ここまで前書き。本題はここから。 

ある日チームでも結構マッドなサイエンティスト(Aとする)が「余命推定やってみようよ」と言い出した。 
当時全盛期だったデスノートの影響でも受けたのだろう。しかし個人情報サンプルには当然ながら「余命」なんて欄は無い。 
「撮影年・没年が分かっている歴史上の人物の写真でも使えばいい。白黒でも認識精度に大きな影響は無かっただろう?」 
もちろんカラーのサンプルに比べると精度は落ちるが、顔認識のメカニズム上、ほとんど問題はない。 
しかし、それではサンプル数が足りないのでは? 
「要は顔と撮影日と死んだ日がわかりゃいいんだ。天災やら事故やらの被害者を使えばいい」 
ちょっと待て、それじゃ外発的な要因で死んだサンプルが混ざることになるぞ。 
「それでいいんだよ!」と(・∀・)ニヤニヤするA。 

どうやらヤツは「相貌からその人の健康状態を推定し・・・」というのではなく、いわば道端の占い師まがいの事をコンピュータにやらせるつもりらしい。 

死者をサンプルに使う事には少なからず抵抗があったが、その頃の俺達は好奇心旺盛な奴らばかりだったので、すぐに手を付け始めた。 
毎日毎日チマチマと写真、没年-撮影日=余命を入力していき、数週間でサンプル数は2000に到達した。 

そして試験運用。といっても、「正解」がわからないので誤差計算もしようが無いのだが。 
最初に試したのは俺だった。システムを起動し、カメラの前に立つ。 
すぐに顔に照準が定まり、コンマ数秒の計算の後弾き出された答えは・・・「60」だった。 
ふむ。男性の平均寿命が80代であることを考えると、いい線行ってるのでは? 
言い忘れていたが、俺達は皆20代前半で、リーダーだけ30代。 
次々と他のメンバーも試してみたが、やはりサンプルが少なかったのか答えはバラバラ。 
23、112、75、42・・・と、結構無茶苦茶な答えばかりである。 
一際強烈だったのがAで、なんと「余命0年」を宣告されてしまった。 

やはりコンピュータに占い師の真似事をさせるなど無理だったのかもしれない。 
だが、手動で2000ものサンプルを打ち込んだだけに、このままお蔵入りとする訳にはいかない。 
一晩、ログ自動生成モードにして会社のサーバーに保存されている様々な場所のカメラ映像を擬似的に読み込ませた。 

翌日、コンピュータはしっかりと何千もの認識ログを吐いていた。 

統計処理を施すと、興味深い事実が浮かび上がってきた。 
撮影場所によって、その推定値に大きなバラつきが見られたのだ。 
読み込ませた映像の中でも、例えば小学校で撮影されたカメラの余命推測平均は「106」(確か。以下同じ)だった。 
これは、全ログの平均値「46」に比べて遥かに大きい数値である。 

逆にそれを最初に下回ったのはサービスエリアで撮影された映像で、その平均値は「38」だった。 
車に乗っている奴は早く死ぬ、とでも言いたいのだろうか。 

以下平均値はどんどんと減少していき・・・ 
余命平均ワースト2位は県内のある老人ホーム。平均値は「15」。 


最下位は?お察しの通り、病院だった。なんと平均値「4」! 

いやちょっと待て、病院とはいえ、いくらなんでも余命平均値4年というのはおかしい。 
部活で怪我をして運ばれてきたような、まだまだ先の長い子供だって大勢いるはずだ。 

何かエラーが発生したのかもしれない、と生ログを参照した。 
そして思わず声を上げてしまった。 
「ID:1234 VALUE:34(←この場合推定余命を示す) ...」 

負の数である。 


念のため他の場所のログもザッと確認してみると、マイナス付きの物は何処でも2,3個は発見されたが、病院のログほどではなかった。 
文字通りに解釈するのであれば、「余命マイナス3年」というのは「死んでから三年経過」ということになる。


余命マイナスの者が極端に多いお陰で、余命平均値が大きく下がってしまったのだろう。 
・・・と冷静さを保とうとする努力はしたが、もう全身嫌な汗が出っぱなしだった。 

190 本当にあった怖い名無し sage New! 2014/01/08(水) 21:12:46.39 ID:YeaCqT0J0
その後チームで話し合いを重ねたが、嫌な結論にしかたどり着かなかった。 

即ち、「余命推測等というのは誤差が大きすぎてアテにならない」 
あるいは・・・「私達の周りに、余命マイナスの者が平然と闊歩している」 

当然採用したのは前者の結論。上層部には「顔認識を利用した健康状態の調査」をしていた事にして適当な報告書を書き、(これは元から予定していたことだったが) 
このプロジェクトは闇に葬り去られることとなった。 


私達は毎日何百もの人々とすれ違い、目線を交わしている。 
その中に「余命マイナスの顔」は無い、とどうやって言い切ることができようか。 

うわっち、重要なオチを書き忘れてたよ・・・ 


Aは「余命0年宣告」を出されてから一年経たずに、本当に死んでしまった。 
通勤ラッシュ時にホームから大ジャンプを決めたらしい。 

なぜコンピュータにそれが予測できたのか? 
全くわからない。 
コンピュータが知り得た情報は「サンプル」と「対象者の顔」だけである。 

しかし、事実としてAは宣告通りに死んでしまった。 



「死相」という言葉がある。 
人がもうすぐ死にそうだ、というのが何となく分かってしまう「能力者」がいるのだと。 


非科学的なことは信じたくないのだが、この事件以来、俺は防犯カメラと人混みが怖くてたまらなくなってしまった。 
よほどの生命の危機や必要に追われない限り病院にも近寄らないようにしている。

【洒落怖】【怖い話】写真立て

友達がワンボックスの車を買ってもらったからって、仲の良い女の子達も誘って、紅葉狩りに行ったんだ。 
山奥で湖があって山道を歩くようなところなんだけど、結構有名なとこだったみたいで、 
丸太で階段とか手すりが作ってあって整備されてて歩きやすいし、気温も丁度良くて本当に気持ちよかった。 
しばらく歩くと黄色と黒のロープが厳重に張られてて通行止めになってるところがあった。 
コース的にそっちにも行けてしまうけど、こっちに来ちゃだめですよーって物理的に行けないように止めてあるんだけど、 
ロープがくくってある木をちょっと登ると越えられそうな、運動神経あれば行ける感じ。 
紅葉にも飽き始めてたので、俺はその先にあえて行ってみることにした。 
運動神経には自信があって、女の子にもかっこつけたかった。 
周りの反対を押し切って、あまり深入りしないからってロープを超えて入って行ったんだ。 
そしたら案外すぐ崖になってて、落ちたら30~40M下の湖に落ちちゃうよっていう火曜サスペンスに出てきそうな場所だった。 
まあ確かに危ないけどなんもないんだなーと思って周りを見渡してたら、崖ぷちの木の根元に写真立てが崖側に向けて置いてあるのを見つけたんだ。 
崖側に周りこんで見てみると、普通の家族写真で笑顔で父親、母親、子供3人で写ってた。 
まさかと思って周りを見たけど生花もお線香もない。しかし、写真立ては無造作に捨てられてるわけでもなさそうだった。 
ちょっと気味が悪くなって、すぐに友達の元に引き返した。 
みんな一応何かあったのかって聞いてくれたから、 
「崖があって、写真があって、花が置いてあった。」といたずら心から少し話を膨らませて答えた。 
これは非常に不味かった。女の子達は呪われるんじゃないかと言い出して泣き出しそうなほど怖がった。 
まあまあ別に悪いことしたわけじゃないんだしとか言って、残りのコースを歩いて車に戻ったんだ。 
そしたら、最初に車に乗り込んだ女の子が大絶叫。 
すぐさま車の中を見ると後ろの座席に写真立てが置いてあるんだよ。 
背筋が凍りついた。完璧に覚えてないからわからないけど、崖にあったのと同じ物のようだった。 
連鎖的に他の女の子達も悲鳴を上げて阿鼻叫喚の地獄絵図。男共も茫然自失状態。 
なんとか車の持ち主の友達が「うちの親戚の写真だわ。ごめん。ごめん」と訂正を入れて勇敢にも写真立てをトランクにしまった。 
強引すぎるフォローだが、その場は収まって、なんとか無事帰宅。 
次の日に、彼とあったが、昨日の話はほとんどしなかった。 
写真立てがどうしても気になったので聞いてみたが、トランクはおろか車の中のどこにもなかったらしい。 
その日、彼がとりまくってたインスタントカメラの写真が卒業しても配られることがなかったことを考えると 
俺よりももっと凄まじい物を見たかもしれない。 

【洒落怖】【怖い話】異次元の人

どんなにセンセーショナルな体験でも、 
説明が出来ないことっていうのは記憶の片隅に追いやられていくもんだね。 
今はもう20代の俺だけど、そんな10年ほど前の体験があるよ。 

10年ほど前、俺が四年生のときに、通ってた小学校で起きた出来事だよ。 
確か春休みに入る直前の日で、その日は学校に来て1,2時間だけ授業をやる、 
その後に全校生徒が体育館に集まって終業式をしてから、各自の教室で担任に通信簿をもらう、 
そしたらお昼過ぎには帰れるというのがパターンだった。 
春休み前だから、妙に浮かれてたね。 
みんなにもわかるかな。午前中だけ授業の日のあのワクワク感。 

俺もその日の午後は友達のアキヨシんちに集まってみんなでゲームやろうとか予定してたし、朝からワクワクが止まんなかったよ。 
当時はPS2の三国無双が俺らん中で激アツいゲームだったね。 
よく友達のアキヨシんちにクラスの連中で集まって、交代プレーしたもんです。 

まぁ、そんなこんなで、短い授業を終え、終業式を終え、やっとこさ帰れる時間が近づいてきたわけだよ。 
体育館での終業式から教室に戻ってきた俺たちは、担任が来るのを待ちながら各自好き勝手におしゃべりしてた。 
廊下の向こうには同じ階に教室がある5、6年生たちがゾロゾロ歩いて教室に帰る途中で、周囲はかなり騒々しい状況。 
今日アキヨシんちに集まる人、どのキャラ使うか、あーでもねーこーでもねー、みんなで話してる最中だった。 

急に、廊下から聞こえてくるザワザワのボリュームが大きくなったんだよ。 
よく大勢の人が驚いたときとか、「どよっ…」てなるじゃん。あんな感じで。 
俺らも無意識に廊下の方に視線を向けたんだ。教室にいたほとんどが廊下のほうを振り返ったと思うよ。 
廊下に面した壁には全て窓がついてるから、廊下の様子はよく見えるんだ。 
廊下にいる大勢の5,6年生は、みんな一様に右のほうを向いて「どよっ…」してる。 
その中には後ずさりする生徒も、左のほうに逃げ出すやつも見える。 
なになに?なにがあんのよ右のほうに?なにが右から来てんのよ? 

俺らもイスから立ち上がって、廊下の方へ行ってみようとした時だ。 
真っ白い人影が、右手の方から廊下の視界の中にフェードインしてきた。 
真っ白い人影っていっても伝わるかどうかわからんが。 

2メーターちょいくらいありそうな、真っ白い煙が凝集したような人影が、 
やや早歩きなペースで廊下を普通に歩いてってるの。 

そんなもんが見えてるもんだから、教室にいる俺たちもますますヒートアップだよ。 
「オイオイ何だあれ!」と真っ先に教室から廊下に駆けてったのはアキヨシだ。 
俺らもそれにつられるように、廊下に飛び出す。 
後ろから見ても、それはやっぱり人影だ。ただ、首から上、手足が妙に細長いのが気になる。 
その体のアンバランスさがすげー不気味だったけど、廊下の端と端に区切られた恐慌状態の5,6年生たちの間を普通にのっしのっし歩いていくあたり、 
なんとなく何もしてこないような、安心できそうな気もする。 
ただ歩くだけかコイツは、と。 

中には無鉄砲な5,6年生もいて、何人かはその白い人影に付いていきながら、「ウェーイw」「なんだ触れねーよ!」とちょっかいだしてるし。 
俺らの中でも一番そういう奴らに近いのがアキヨシだから、アキヨシもダッシュで人影をすり抜けたり、混じって遊んでるんだ。 
俺を含むアキヨシ以外のクラスの連中は、そんな彼らを後ろから追いかけて「アキヨシやばいって!」「やめとけって!」と大声張り上げる。 
5,6年のクラスの担任とかも廊下で立ちすくんでる生徒たちを自分の後ろにやって、「やめろーー!!」っていつもみたいに怒鳴るんだけど、全く聞く耳無し。 
うちの担任の女先生は職員室から教室に来る途中でその騒動に出くわしたらしく、廊下の途中にポカーンと突っ立ってた… 

で、散々暴れまくってるアキヨシが、大きくジャンプしてそいつの首に「オラァーーっ」ってラリアットかましたの。 
そしたらずーっと歩き続けるだけだった人影が、突然ピタッって立ち止まった。 

あ、やばい。 
廊下にいるみんながそう思っただろう。俺らも人影が初めてリアクションを示したことにビビッて立ち止まる。 
一瞬でしんとした中、アキヨシの「ラァーっ…」という語尾と着地音だけが響く。 

次になにをするんだろうこいつは。みんなマジで怯えてた。 
アキヨシと人影が対面する形になって、人影がアキヨシと目線の高さを合わせるようにしゃがみこんだ。 
そして、すっとひょろ長い頭を下げて、アキヨシの頭と重ねたんだ。 

するとどういうわけか、人影が消えたんだよ。 
まるで目の前の状況が理解不能、 
皆がでっかいクエスチョンマークを浮かべてる中、アキヨシがそのまま後ろにどおっと倒れるのが見えて、俺も我に返った。 

「オイオイオーイ!」とみんなで駆け寄ったら、アキヨシの奴、半白目で失神してんの。 
うー、うー、頭を小刻みに振りながらさ。 
すぐに担任も駆け寄ってきて、俺らみんなで保健室にアキヨシを運んだ。 
保健室に運ばれたアキヨシはまだそのまま目を覚まさなくてさ、俺らはとにかく教室に戻るように言われたんだ。 
もう低・中学年の教室では通信簿も帰りの会も終わったころで、集団下校の時間も迫ってたから。 
その後は特に変わったことも無く、担任はいつも通りに事態を進行させてた。 
教室で通信簿もらって、下校するようにと。 
クラスはみんなして、さっきのはなんだったんだ、アキヨシどうしたんだ、とめちゃめちゃにざわついてるし、 
さっきあの廊下にいた全ての生徒のクラスもそうだったろう。 
それが終わっても、俺らはアキヨシのいる保健室にいようと思ったんだけど、「帰りなさい!」と一喝されて下校。 
アキヨシはその後すぐにお母さんが迎えに来たらしい。 

家に帰って親に今日あったことを話しても「ハイハイ何いってるの」みたいな対応だし、 
その日はアキヨシ以外のメンバーんちに集まって、とりあえず三国無双して解散した。 

次の日の朝にアキヨシんちに電話したら、アキヨシがもう目を覚ましてるって聞いて、みんなで即駆けつけた。 
アキヨシ家に着いたらアキヨシ母は「うちのアキヨシ、貧血で倒れたんだって?保健委員が運んでくれたんでしょありがとね~」的なこと言ってるし。 
いやいや違うだろおばさん。でもアキヨシに会ったらマジで普通で、みんなとりあえず安心したよ。 
アキヨシはあの後、保健室で目を覚まして家に帰ったらしい。 
で、記憶も人影に頭を重ねられた時点までしかなくて、気がついたら保健室のベットだったそうだ。 
「頭あわせられてなんで失神したの?」と聞くと、白い人影が自分に向かい合ってしゃがみ、頭が近づいてきて、 
よくわからん夢の風景みたいなもんが沢山フラッシュしたかと思ったら、次の瞬間には保健室だった、と。 

なんだよその夢の風景って、とみんなで聞いても 
「なんか見たことある気がするんだけど、現実っぽくない感じがする夢の風景に似てる。都会とかその辺の風景っぽいんだけど色々だったよ」 
と不明瞭な答えしかいただけなかった。 
ふーん…?、と腑に落ちない俺らだったが、とりあえず三国無双して解散した。 

【洒落怖】【怖い話】怖い井戸

大学時代、18切符で旅するのが好きだった。 
その時は夏休みで俺は大阪を出て標語を走る電車に乗っていた。 
途中姫路に寄り、夕方4時頃今日泊まる旅館のあるTという駅に着いた。 
旅館は駅から徒歩15分くらいで、山の麓にある小さなところだった。 
疲れていたのでチェックインしてすぐ部屋に布団敷いて数時間眠り、 
風呂に入って夕食を済ませたのは11時頃だった。 
そのまま部屋に戻るのもなんなので、しんとしたロビーに座って 
新聞を眺めていた。ふと気付くと、自分以外に人がいた。ひげ面のおっさんが 
向かいのソファに座ってこっちを見ている。 

「兄ちゃん、一人か?」 
「ええ、まあ」 
ぶしつけに話しかけてこられたので少し面食らったが、非日常の気安さか 
俺も自然に応じていた。 
「どこから?」 
「Tですけど」 
「おお、俺も昔そっちに住んでたんだよ」 
「はあ」 
「今日はどこに行ったね?」 
「姫路城とか・・・」 
「どうだったね?」 
「さすが世界遺産は見応えがありましたね」 
「ほう」 
だいぶ聞こし召しているのかやたらにこやかだった。 
「あと、怖い井戸がありました」 
「井戸?」 
急におっさんの表情が強張った。 

「ええ、お菊の井戸です。番町更屋敷って姫路の怪談だったんですね。 
知りませんでした」 
「へえ・・・井戸ね。怖い井戸・・・」 
おっさんは小さくつぶやきながら表情を消して空中に視線を彷徨わせている。 
俺はいきなりの変化にとまどい、そろそろ部屋に帰ろうかと腰を浮かしかけた。 
「怖い井戸と言えば、俺も一つ知ってるんだよ」 
「え?」 
このおっさんはまた唐突に何を言い出すのかと思い、俺は眉を顰めた。


「昔自衛隊の基地に荷物を運ぶ仕事をしていてね。とある大きな基地に行ったとき、 
許可を貰って敷地内の林を散策していると、不意に開けた場所に出てね。 
その真ん中に全体を鉄条網で囲った立派な井戸があったんだよ。 
意外な場所に意外なものがあると思って近付いてよく見てみると、 
半径2メートル位の鉄製の丸い縁にこれまた鉄製の分厚い蓋がしっかりと 
閉めてあった。所々錆びてはいたが、まだそう古い作りではなかったな」 
この話は一体どこへ向かうのだろうかと思いながらも、俺は何となく聞き入っていた。 
一階にいるのは俺たちだけみたいだ。 

「それでぐるっと一周してみて、おかしな事に気付いたんだ。鉄条網のトゲトゲが 
内側についてるんだよ」 
「内側?」 
「そう、おかしな話だろ?普通外から入れなくするためなのに、 
まるで中から出さないようにしているみたいだった。それでなおもよく見ようと 
金網に顔を近付けたとき、後ろからピピーッって凄い音がしたんだ。 
振り向くと二人の自衛隊員がもの凄い剣幕で走ってくるところだった。 
いきなり怒鳴りつけられてね。そのまま事務所に連行されちゃった」 

「俺は混乱してたけど何かやばいものを見ちゃったんだなと思ってとになく平謝りに謝ったよ。でもダメだった。その日の内に会社を首になったよ。 
今日見たことを決して漏らさないように誓約書も書かされた」 
「え、じゃあ僕にしゃべるのもまずいんじゃ……」 
「かも知れないな。でももう我慢できなかった。俺見たんだよ」 
「はあ?」 
「夢に出てきたんだ。その井戸が」 

「もう何年も経って記憶も薄れているのに、はっきりとした形で現れるんだよ。そして見る度に近付いてくるんだ。それだけじゃない。蓋が動くんだよ。 
ちょっとずつ横にずれていってるんだ」 
「……それ毎日見るんですか?」 
「違うよ。だから怖いんだ。もうずっと見てない。もう見ないんじゃないか。 
そう思った頃に出てくるんだよ」 
おっさんは顔をくしゃくしゃにして言葉を絞り出していた。最初にあんなににこやかだった人と同一人物だとはとても思えなかった。 

「だからあんたが一人でいるのを見たとき、ちょうどいいと思ったんだ。あんたに話せばきっと夢も遅くなると思った」 
「遅くなる?」 
「あんたと夢を分け合えるんじゃないかと思ってさ。そうして話しかけたら、どうだ。あんた自分から井戸の話をした。渡りに舟とはこのことだと思ったね」 
その時は不思議と腹は立たなかった。おっさんの切羽詰まった様子があまりに印象的だったせいかも知れない。 
その夜は夢に例の井戸が出てこないか心配だったが、何事もなかった。酔っ払いにひっかかったと旅の思い出にしてしまっていた。 

今になってなぜここへ書いたか、解るよね? 
続きからだった。もう猶予はない。 
なるべく大勢に見て欲しい。夢が跡形もなく散らせるくらい大勢に。

【洒落怖】【怖い話】気になる言葉

後輩が小6の時の話。 

後輩は学習塾に通っていて帰りが遅くなる事があった。 
今なら親が迎えに行ったりするんだろうが、その頃は小3の弟と一緒に家まで帰っていたそうだ。 
その日も塾が終わり、辺りが暗くなっている中、弟と二人で家まで歩いていた。 
帰り道は家の近くの大きな霊園の周囲を回り込む道を通る。 
霊園は道路より高い位置にあるので道路の右側が壁の様になっていて、その上に霊園の土地がある。 
いつものようにそこを歩き、霊園に沿う様に道を右に曲がった。 
すると、いつもは壁になっている右側が何故か階段状になっている。 
しかも階段状の部分には沢山の赤ん坊が座り、その真ん中に一人の太った男がうつむいて立っていた。 
後輩は怖かったが、弟の前なので平静を装ってなるべくそちらを見ない様に歩いた。 
弟も泣きそうになりながら黙って歩く。 
そして次の曲がり角を右に曲がった。 
また壁のはずの場所が階段状になっていた。 
赤ん坊は居なかったが、階段の一番上に後輩と同じくらいの歳の男の子が一人立っている。 
後輩曰く、見た目は普通の子供だが生きている人間じゃないのが何故かわかったらしい。 
今度も黙って歩こうとしたが、突然声を掛けられた。 
「遊ぼうよ。」 
思わず立ち止まり上を見上げると、男の子はこちらを見ている。 
「遊ぼうよ。」 
また話しかけられたが、怖くて何も言えなかった。 
暫く沈黙が続き、もう限界だったのか弟が泣き出した。 
すると、男の子は 
「あの事、謝っておいてくれよな。」 
そう言って壁の向こう側に消えた。 
後輩は泣く弟を引っ張りながら家まで帰ったそうだ。 
翌日、明るい時間に同じ道を見に行ったが壁は普通に壁で、それ以降階段状になっている事はなかった。 
「何を誰に謝って欲しかったんすかね。」 
後輩は男の子に見覚えも無いし、「あの事、謝っておいてくれよな。」と言う言葉にも全く心当たりは無いらしい。 
そして今思えば、暗かったのに男の子の姿がはっきり見えたのも不思議ですよねと言っていた。 

【洒落怖】【怖い話】境界線

出張で他県の山の中に行かされたことがあった。 
そこは山を切り開いて高速道路が作られる予定で、そのため地権者から買収する土地の境界線の確認をするというのが仕事内容だった。 
作業場所は人里から車で10分くらい山へ入ったところで、結構範囲が広く社員バイト合わせて6人であたった。 

現地に着いたのは昼過ぎだった。 
最初に地図を観ながら大体の分担を決め、夕方また落ち合うことにして別れたんだが、その際一つだけ注意事項があった。 
地権者の中に一人だけ開発に強硬に反対してる奴がいるらしく、時々見張りにやってくるらしい。 
その際自分の土地に入り込んでる者を見つけると不法侵入だと言って捕まえるのだそうで、先月にも別の業者が捕まり半日拘束されたとのこと。 
地図にはその人の土地が赤く囲ってあり、監視カメラがあちこちの茂みに設置されているから絶対に境界線を超えるなと厳命された。 

そして作業スタートとなり、俺はおっかないなと思いつつ早速地図を片手に土地の境界を示すテープや木片を探し始めた。 
山と言っても現場はそれほど鬱蒼とはしておらず、平らな場所が多かったのであまり苦労せず作業を進められた。 
もちろん人気はなかったが、他のメンバーの姿が視界に入っていたから心細くもなかった。 

そうして3時間くらい黙々と作業を続けた後、不意に腹が鳴った。意外に大きな音で俺は思わず顔を上げて辺りを見回した。 
見渡す限り誰もいなかった。それぞれ奥へ進んで行ったのだろう。そして尚も作業を続け、やがて日が暮れてきて集合する時刻になった。 

俺は地図を見ながら駐車場所まで戻り始めたが、途中で道に迷ってしまった。迷子になるような所はなかったはずなのに。 
大声を上げようかとも思ったが、何となく気が引けて無言で歩くのみだった。周囲を見て何となく開けた方、車道の方と判断した方向にひたすら歩いた。 

随分長い時間が経ったように思えた頃(実質10分くらいだったけど)、目の前に突然竹藪が現れた。 
周囲は全部木と木との間が開いた林なのにそこだけ木が密集していてそれは何となく奇妙な景色だった。 
竹藪の中はとても通れそうにないのでぐるりと迂回して反対側に向かった。竹藪を半分くらい回り込んだ時、不意に強い違和感を覚えた。視界の隅、竹藪の中に何かおかしなものが映ったのだ。 
俺は思わず足を停め竹藪を見入った。 

そこに人がいた。 

竹藪の中、足の踏み場もないほど竹が生い茂っているはずのその中に、人の形をした影があったのだ。次の瞬間背筋に怖気が走った。見てはいけないものを見たと強く感じた。 
しかし目を逸らせなかった。足が竦んで動くことも出来なかった。 
俺が凝視していると、人影は次第にはっきりとした形をとって見え始めた。それはこちらに側面を晒している全身黒ずくめの男だった。 
顔まで黒く塗っているようだった。目だけが白く大きく見える。そして腰掛けられるようなものは何もないはずなのに座っているような姿勢をしていた。 
手にはこれまた黒く細長いものを持っている。少し反っているようだ。 
男はそのまま微動だにせず、どこか一点を見つめている。 
こちらには見向きもしない。 

気付かれてないのか? 
そう思うと余計動けなくなった。男は瞬きもせずただどこかを凝視している。視線を追ってみたがただ林が続いているだけだった。 

どれくらいの間そのままだったろうか。いつしか足が尋常じゃなく震え出しこのままではその場にくずおれてしまうのも時間の問題だった。 
全身から汗が流れ何故か目からも涙が溢れてきた。このままじゃダメだ。何がダメかも判らないまま絶望的な気分になった。 

いきなり背後から声がした。 
「○○くーん!」 
自分を呼んでいる! その瞬間俺は声の方へ駆け出していた。全速力で走った。躓いたら間違いなく足を捻っていただろうが構わなかった。 
ほどなく社員の一人と遭遇し、無事車まで戻ることができた。俺の普通じゃない様子を見て皆驚いたがただ道に迷ったとしか言わなかった。どうせ信じて貰えないだろうと思ったからだった。 

帰りの車の中で、社員が俺がどこで迷ったのかを地図で確認しようとして、俺も記憶を辿りながら地図上の道をなぞった。 
てっきり特徴的な竹藪が目印になるかと思ったのに誰もそんなものは見かけなかったと言う。俺は首を傾げながら地図を睨んでいた。 
地形は無視して道だけを見ていたら、やがてぐるりと曲線を描いているところが見つかった。ここだ! 
俺はその辺りを指で押さえた。それを見た社員が声を挙げた。 
「そんなとこまで行ったの?ギリギリじゃない」 
その言葉を聞いてハッとした。その道の先で複数の土地の境界線が交わっており、その中に例の反対者の土地も入っていたのだ。 

それが判った瞬間、あの時の怖気が再び背筋を這い上がった。そして不意に気付いた。男が俺に気づかなかったはずはないのだ。 
だって男の存在に気づく前は普通に雑草を掻き分け音を立てて歩いていたのだから。静かな山の中であの距離で聞こえないはずがない。 
男はこちらに気づいていた。しかしこちらを見なかった。重要なのは俺の存在そのものではなかった。 
俺が境界線を越えるか否か。それのみが男の関心事だったのだ。 
ずっと見ていた一点。あれは境界線だったに違いない。 
もし俺があの竹藪の向こう側まで回り込んでいたら……。 

【洒落怖】【怖い話】覗く女の子

後輩は4人兄弟で体験したのは1番上の兄貴。 

その兄貴が小学校低学年の時の話だ。 
その日、兄貴は友達数人と近くのグランドで野球をして遊んでいた。 
グランドの周りは雑木林になって薄暗かったそうだ。 
野球をしていた兄貴がふと雑木林の方を見ると誰かがこちらを見ていることに気づいた。 
よくみると、それは自分たちと同じ歳位の女の子で木の陰から顔を半分だけ覗かせてこちらをじっと見ている。 

知らない子だったがずっとこちらを見ているので、一緒に遊びたいのかと思った兄貴は友達と相談して女の子に声をかけ仲間に入れてやろうということになった。 
野球を中断しみんなで雑木林の方へ行くと 
「一緒に遊ぼうよ」 
と相変わらずこっちを見ている女の子に声をかけた。 
すると女の子は木の陰に顔引っ込めて隠れた。 
兄貴達は女の子が恥ずかしがっているのかなと思い「ねぇ」と声をかけながら木の陰を覗き込む。 
しかしそこには誰もいなかった。 

「あれ?」 
おかしいなと思いながらあたりを見回すと、別の木の陰からさっきと同じように顔を半分出した女の子がこちらを見ている。 
兄貴たちはまた声をかけながら女の子の方に近づいていった。 
しかし女の子はまた木の陰に隠れてしまう。 
またみんなで木の影を覗くが女の子はいない。 
そしてまた別の木の陰からこちらを見ているのに友達が気付いた。 
兄貴たちが近づくと顔を引っ込め、木の陰を見ると誰もいない。 
しかも女の子が移動する瞬間は誰も見ておらず、いつの間にか別の木にいる。 
そんなことが何度も続き、兄貴たちはだんだん気味が悪くなってきた。 

そのうち誰からともなくもう帰ろうということになり、女の子はほっといて帰る事にした。 

帰り道、さっきの子 
気持ち悪かったななどと話していると友達の1人が急に叫んだ。 
そいつは後ろを見て 
「あれ!あれ!」 
と何かを指差している。 
みんなが後ろを振り返るとさっきの女の子が電柱の陰から顔半分だけ出してそこに居た。 
気味悪さを通り越して怖かった。 
それは友達も同じだったようで 
「逃げよう!」 
誰かが叫んで走り出そうと前を向くと、今まで後ろにいたはずの女の子が前方の電柱の陰から顔を半分出している。 
ありえない。 
これは人間じゃない。 
兄貴たちはパニックになり悲鳴を上げてばらばらに逃げ出した。 

兄貴は目をつぶって電柱の横を走り抜け全速力で家まで帰ると、押し入れの中に逃げ込み親が帰ってくるまでずっとそこで泣いていた。 
「家に入る瞬間、振り向いたらまた居たんだよね。電柱の陰からこっち見てた。」 
その後、この女の子を見た事はなく、この一回だけらしい。 
遊びたかっただけなのかも知れないが、顔を半分しか出さないのに何か意味はあるのかな?と想像すると結構怖い。 
この後輩の実家の近くには大きな霊園があって後輩自身の怖い話もあるので、まとめたらまた書きにきます。 

【洒落怖】【怖い話】猫の鳴き声

去年の夏、友達の家に泊まったとき夜中に目が覚めてタバコ吸いにベランダ出たら、隣から猫の鳴き声が聞こえた 
猫って3階まで入り込めんのかな、隣でこっそり飼ってんのかな、とか思いながら覗くつもりとかじゃなくなんとなく目を向けたら 
隣のベランダとの仕切りの隙間から女がこっち見ながらにゃーにゃー言ってた 

【洒落怖】【怖い話】ナースコール

俺は介護施設で働いてるんだが、一ヶ月程前に精神疾患と診断されてるお婆さんが入所したんだ。 
お婆さんと言ってもまだ60代後半で頭もしっかりしてるしこれといって問題のある人には見えなかった。 
受け答えもかなりしっかりしてたし。 
他の職員も精神疾患と診断されてるなんて嘘みたいだと話してた。 

その人が入所したのは午前中だったんだが、特にこれといった問題はなかった。 
その日、俺は夜勤だったんだが、深夜2時頃にナースコールがあって訪室したら「間違えました。ごめんなさいね」とだけ言われた。 
排泄だけは軽介助の必要な人だったから排泄かと思ったんだが違ったらしいと納得して直ぐに退室したんだ。 
そしたら10秒もしないでまたナースコールが鳴った。 
たまたま近くを通ってた職員が対応してくれたんだが、俺も近くにいたから話し声が聞こえてきた。 

俺は廊下にいて、扉は閉まっていた。 
深夜だから部屋の前だと中の会話も聞こえる。 
職員「どうしました?」 
お婆さん「あの……先程来た方は男性の方ですか?」 
職員「○○(俺の名前)さんですね。そうですよ。それがどうかしましたか?」 
お婆さん「………ここには怖い方がいるんですね。あの方……顔が2つ付いてますよ」 
職員「はい?」 
お婆さん「整った顔立ちの綺麗な女性がいました。私、あの方怖いんです。目を見たらとって食われそうな」 
職員「○○さんは男性の方ですよ?見間違いでは?」 
お婆さん「ですが……あの女性は、今もこちらを盗み見てるんですよ!?」 


お婆さんの突然の大声に驚いた。 
うちの施設は扉に窓なども無いし、外に誰が立ってるか分からない作りなのに。 

中にいた職員も俺が立ち聞きしてたのに気付かなかったみたいで、話が終わって外に出たとき俺を見て驚いていた。 

その日は俺は3時から休憩だったのでその後はそのお婆さんと朝まで関わらなかった。 
朝に会ったお婆さんは特に変わりなくて、俺に会っても普通だった。 

俺も深くは考えず、その日は帰ったんだが、二日後に出勤したら状況が変わっていた。 
そのお婆さんは次の日も深夜1時以降にナースコールを押して「部屋の中に人がいて眠れない」、「天井からこちらを見てる方がいるから落ち着かない」と訴えていたらしい。 
それから一ヶ月経つが未だに深夜にナースコールが鳴るとそういった訴えが続いている。 
そして俺が行くと必ず「大丈夫です。ごめんなさい」と断られ、直ぐにまたナースコールが鳴り、他の職員が対応すると「さっき来た女性が怖い」と訴えている。 


最初に言ったが、特に怖くないな。 
だけど、俺は見たこともない怖い女がくっついてると思うと不安でしょうがない。 
とって食われるって死神かなんかかと思うと怖くなる。 

そのお婆さんが本当に精神疾患なのか、見えないものが見える人は精神疾患と診断されるのか分からないが何にせよ、早く深夜のお婆さんに怖がられない日が来ることを願ってる。

【洒落怖】【怖い話】 写真

中学の頃、霊感があると言われていた凄く目力のある福耳の先生がいた。
私は道場で空手を習っていてたが、中学の空手部は弱くて入る気はなかったので福耳の先生に誘われた文芸部に所属していた。
この福耳の先生が厄介な人で空手部も掛け持ちで顧問をしていた為、中学二年になる頃にはときどき練習や試合に駆り出されていた。
そんな中学二年の夏休みだった。
空手部が一泊二日の強化合宿をするので来ないかと誘われたのだ。
場所を聞くとなんと学校で泊まり込むと言うでわないか。(学校の敷地内に宿泊施設があったのだ。)
なんだか楽しそうだったので私はその誘いに乗って一泊二日、学校合宿が始まった。

日中は普通の練習で、武道場は冷房もなく茹だるような暑さだった。
空手部には同じクラスのNという奴がいてNに夜の学校に忍び込もうと誘われたので風呂に入って晩御飯を食べたら鍵の壊れている美術室から忍び込む計画を立てた。
日中の疲れからか他の部員は早々と眠りに着いてしまい、Nと私は起こさないように宿泊施設を出た。
出てすぐのところで福耳の先生が立っておりどこに行くのかと言われた。
適当にごまかせるはずもなく素直に夜の学校に忍び込むつもりだったと言うと夜は警備システムが入ってるから入れないと言われた。
そして福耳の先生はついておいでと言って学校へ向かって歩き始めた。
私とNは怒られるんじゃないかとドキドキしながらついて行ったが福耳の先生は教員用の出入り口のロックを解除して私たちを中へと招き入れた。

Nが先生にいいんですか、と聞くと先生は始めから肝試しするつもりだったのにみんな寝てしまってがっかりしていたところだったと言った。
福耳の先生は続けてこう言った。
「今日は中庭で肝試しをしよう」
なんで中庭なんですか、と私が聞くとNがこんな話を始めた。
私たちが通う中学は戦後直ぐに建てられたもので、隣接する小学校は戦前からある。
戦時中は軍に小学校の明け渡しを要求され神風特攻隊の基地や軍の病院になったという噂があった。
学校のすぐ近くには神風特攻隊の慰霊の地があったりして真実味があるのでそう信じている人もいる。
さらに中学校には慰霊碑が建っていた。それも一つではなく三つである。

そのうち一つは在校中に亡くなった教職員、生徒児童のためのもの、一つは学校で飼育している動物のためのもの、最後の一つは、中学校の中庭の隅にひっそりと生徒が入らないようにチェーンで囲いがされた大きな平たい石で何のためなのかは知らなかった。
この最後の一つが戦時中に建てられたものなのではないかと言われていた。
この最後の一つを見に行くんでしょ?とNが福耳の先生に言うと先生は笑って詳しいねといった。
そして惜しいけど違う、とも。
福耳の先生が言うには神風特攻隊の基地は別の場所にちゃんと基地跡として残っている。
軍事病院だった記録もない。
けど、神風特攻隊の飛行機が落ちた記録がある。
そこまで言うと先生は中庭に入る前に写真をとっておいでと私に使い捨てカメラを渡した。

ビビリな私はなんで写真を撮るのかと聞くと怖い話をされそうで嫌だったのでおとなしく受け取った。
どこを撮ればいいんですか、と聞くとフィーリングだよと返された。
Nにもカメラを渡し、ふたりばらばらに歩き始めた。
私はまず玄関にある大きな鏡、足音の彼女と会った一直線の廊下、自分のクラスの教室、図書室、そして最後に中庭で待つ福耳の先生を写した。
まだ何枚が残っていたが、怖すぎて先生の元にも走って帰った。
Nは使い捨てカメラを使い切って帰ってきた。
福耳の先生はお疲れ、と私たちのカメラを回収し、じゃあ帰るか、と言った。
Nはもう帰るの、結局何もしてないじゃんと不満げだったが渋々と先生の後をついて行った。

次の日の練習は散々だった。
私は足を払われた時にバランスを崩して膝の皿を脱臼してしまい病院に運び込まれてしまった。
そこからトントン拍子に手術が決まり結局夏休みが終わっても一ヶ月くらい学校に行けなかった。

久しぶりに学校に行くともう衣替えの季節であった。
まだ松葉杖で歩いていた私をNは遠巻きに見ていた。
話しかけてもよそよそしかったので、彼との友情も二ヶ月ちょっと会わなければ薄れるようなものだったんだと悲しくなった。
そんな私を福耳の先生は呼びたして夏の思い出、と言ってあの日撮った写真をくれた。
見てごらんと言われるがまま見たが暗い気味の悪い学校と言った感じで対して何もなかった。


私はなにもないですね。と先生に言った。
先生は嬉しそうにそれはNが撮ったやつだよ。君のはこれ、と別の写真を持ってきた。
まず玄関の鏡、鏡ごしの後ろの方に人のようなものが写っていた。たぶんNだ。
一直線の廊下、オーブが所狭しと写っていた。
自分の教室、図書館、中庭で待つ福耳の先生、これらの写真には共通のものが写っていた。
左腕のない軍服の青年だ。
顔は帽子でよく見えないが、まだ大人じゃない少年から青年に変わる途中の様だ。

福耳の先生は私に言う。
「怪我した君の足はどっち」
右足です。と私は答えた。
「この写真と関係あると思うか」
ないと思います。

福耳の先生が満足げに言った。
「はじめNと見たときはこの写真、右足も無かったんだ」

黙った私をみて続けた。
「写ると取られるよ」

そう言って私の撮った初めの写真を渡してきた。
よく見ると鏡を写している私の周りに不自然な光の歪みがあることがわかる。そう、ちょうど人がいて影になっているような歪みがいくつがあった。

「左腕にも気をつけて」
福耳の先生を見ると新しいおもちゃを買ってもらった子供のように笑っていた。

左腕ですが、中三のときNが体育のサッカー中にこけてしまい左の手首を骨折して少ししか曲がらなくなりました。
あの鏡の写真に写っていたのは私だけではなかったので。

【洒落怖】【怖い話】落ちる子供

俺んちは四人家族でいつもかみさんと上の子。 
一歳の下の子と俺が寝てるんだけど 
この子がよくベッドから落ちる、俺も気をつけて 
抱っこしながら寝たりしてるんだが本当に毎日落ちる。 
そんな時に夢を見たんだ
寝てるのか起きてるのかわからないが 
俺は横になって隣で寝てる子供を見てる。 
子供はとくに寝返りをするわけではなく 
おとなしく寝ている、がなんか周りになにかの 
気配がする。俺は何故か体が動かなくなっていて 
唯一動く目をキョロキョロさせて子供の周りを 
見ていたんだ。 
何かが歩いてきた、それは小さい人間のように見えた、数えてみたらどうやら3人いる。 
髪をてっぺんで束ねた20センチくらいの 
槍のようなものを持った男が子供の周りを歩いていた
何かを喋りながらそいつらは時々子供に触りだした、 
やめろ!!。と叫ぼうとしたが声はでない。 
いきなり一人が槍を子供の手の甲に刺した 
子供は激しく暴れて寝返りをうった、 
刺したやつはものすごい悪意に満ちた顔をうかべて 
声をだして笑いやがった、聞いたこともないこえで。 
「ゲデゲデゲデゲデゲデゲデ」 
言葉にしたらこんな感じ、
そいつらは何回も子供を刺した、そのたびに 
子供は身をよじらせだんだんとベッドの縁に 
近づいていった、そいつらは子供が端に 
近づくたびに顔を歪ませ歓声をあげて喜んだ 
このままではまた落ちる、なんとかしなければ 
とてを伸ばそうとするが体はうごかない、 
子供は手や足をチクチク刺されどんどん 
端に追いやられていく、 
「ゲデゲデゲデゲデゲデゲデ」 
という声だけが耳障りに聞こえてくる
あとすこしでベッドから落ちそうだ。 
やつらはさらに子供を刺そうとする、 
やめろ!!。とさっきより強く思って手を 
伸ばしたら体を起こせた。俺は何も考えずに 
子供を刺そうとしてるやつに拳を降り下ろした 
「ぷげっ!!」妙な声をあげて潰れたやつを 
横目にもう一人を殴った。 
「ぷぎゅる」耳障りな声を残してもう一人消えた
次の瞬間、手に激痛がはしり俺は声をあげた、みると最後の一人が親指の爪と肉の間に槍を 
刺して何かを叫んでいる。 
俺はこんなものを何回も刺したのか!!と 
怒りに任せてそいつの上半身と下半身を掴んだ。 
そいつは小さなナイフをどこからか取りだし俺の手を 
切りつけた、そのたびに痛みが走るが怒りが勝っていた俺は 
雑巾を絞るようにそいつの体を力一杯しぼった 
「ぶげぶげぶげぶげ」 
そいつもすごく耳障りな声を出して消えた。
へんなやつは消えた。安心して子供を 
近くに寄せ、ほっとしたところで意識が途絶えた。 
アラームでいつもの時間に目を覚まし、子供を見たがその日は落ちずにスヤスヤねむっていた、
が手に違和感があるっていうかものすごく痛い。見ると手の甲があちこち切れ血がにじんで 
真っ赤になっていた、瞬間に夢のことが思い出され 
背筋が寒くなったのを覚えている。 
あれから一週間くらいたつが子供はベッドから 
落ちなくなったんだが 
俺が夜中に突然チクッとした痛みで目を覚ますようになった

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